単純に儲かる商売を考えるならば、ブームが来ているときに商品を売れば当然売れるわけです。
一番いいのはブームが来た当初にすぐに参入して、商品の利幅を十分に確保した上ですばやく商品を売りさばいて在庫を抱えないようにして、ピークが過ぎたと感じたらすぐに撤退することです。
ブームが過ぎたと感じてきたら在庫を増やさないようにして徐々に減らしていき売りさばくのです。
これならば絶対に儲かる商売ですが、なかなかブームが起きる商品を見極めるのも難しいものがあります。
儲かる商売だとして短期決戦だとしても、商売というからには本来最低でも3年間くらいは継続できるくらいの規模でなければなりません。
しかし3年分の商品在庫を当初に抱えることはリスクがかなり高いです。
現実最近のブームを見ていても、ブームが来たと感じた時にはすでにブームのピークを迎えていることもよくあります。
とにかく世の中の流れや物の流行りがとても早くなっているのを感じます。
一例をあげてみますと、リサイクルショップ店などは一時急速に店舗を拡大して、街の至る所に見かけるようになったと思います。
数年前に脚光を浴びてずいぶん成長したのですが、参入する業者が増加しすぎてしまったせいもあり徐々に衰退傾向にあるといっていいと思います。
近年ではネットオークションなども流行り、個人が商品を自分で売り買いすることができるようになったのもリサイクルショップが衰退した要因のひとつだと思います。
他にも車で数年前はRV車が人気を誇りかなりの台数を売り上げていましたが、近年では減税措置の効果もありハイブリッド車や小型車などで済ませようと考える人が多くなってきました。
このようにブームはあっという間に過ぎてしまいます。
ですから、簡単に参入できて撤退もすぐにできるという身軽さが簡単に儲かる商売をする上で一番大切なポイントとなります。